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憧れと成長

私は基本的に人見知りが激しくて、何をするにも勇気を出さなくちゃいけないタイプ。とにかく恥ずかしがりやな性格なんです。実は今でもそうですが。
そんな私が、もう12年前の若かりし頃。18歳のときでした。
高校卒業後、進路も決まらずにとりあえずバイトを掛け持ちする日々。毎日の生活がとにかく変化がなくて何か夢がない日々を送っていました。
友達は彼氏ができたとか、海外旅行へいくとか、フライトアテンダントを目指すとか、看護婦になったとか、みんないろんな人生を送っていることに少々うらやましかったり。
私も学生のころから海外には興味がありましたが自分の力では具体的に動くことも出来ず。でも友達がたまたま海外でワーキングホリデーというもので暮らしていました。私も!と思って連絡すると、友人はとりあえず少し一緒に暮らしてみて判断すればいいといいました。
ということで妹を連れて訪れたのは、カナダでした。
町の中心にはいろんな人種のひとたちが。
公園をのんびり散歩する人たち。
スーパーやドラッグストアで日用品を買い、
普通にその町の雰囲気の中で暮らしていました。
友達は仕事があったので妹と二人でバスを乗り継いだり、歩いて散歩して昼食をとったり、毎日が緊張の日々。
忘れもしないのは、せっかく買ったおみやげを、袋が手提げになってなかったので、ついベンチで休憩したときに忘れておいてきちゃったことです。もちろんあとで思い出した時にはもうありませんでした。
私にとっては、今でもこのカナダで暮らした1週間はほんとに長くて貴重な経験でした。結局ワーホリの夢はその後あきらめたのですが、今でもはずかしがりやの性格が出そうになったときは、このときの経験を思い出して勇気を奮い起こしてみることがあります。
その約5年後、新婚旅行のツアーで行ったイタリアでは、添乗員さんに守られ、日本人客とたわむれ、それはそれで楽しかったけど、カナダの経験を生かして、自由時間に希望の場所までタクシーを拾っていくという大胆な行動にもでることができました。結局イタリア語が通じずにあたふたしてるときに、現地の日本人に助けられて運転手と交渉ができたり。
海外の経験ってほんと日本にいてはゼッタイ経験できないことばかり。貴重で、ヒトとのかかわりを強く感じます。そして、これでもかなり人として自分が大きく成長できたかなと思っています。
そろそろ新婚旅行から5年経過します。またいきたいなぁと思うのですが、子供がもう少し大きくなってからかな。そのときまで、また色々夢を膨らまして準備していこうと思います。


ところで、ただ同然で海外旅行に行ける方法があるとしたら、あなたは知りたくないですか?
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