再会の旅
海外旅行の思い出といえば。。。
学生の頃、初めての海外旅行でパリに行ってスリにあったことでしょ?
道に迷ってホテルに帰れなくなったことでしょ?
ギリシャでツアー客にいぢめられた添乗員さんを一晩中なぐさめてグチをきいたことでしょ?
カナダで見知らぬおっさんにつきまとわれたことでしょ?
などなどいろいろあるけど。。。
今回は一昨年の旅の思い出について書いてみよう。
この旅のテーマはズバリ
「再会」
それは実に10年ぶりの再会でした
私とみっちーとの出会いは予備校の学生時代。
別々の大学に進み、離れ離れとなったが私とみっちーはいつも携帯やメールで連絡はとっていた。
だが、お互いが忙しく
『今年こそ会おうね?』が口癖で会わなくなってから10年が経っていた。
そして一昨年、私が結婚して専業主婦になったのを期にみっちーが住むオックスフォードへ会いにいくことにしたのだ。
でも、ただ会うのでは10年ぶりの再会がなんだかもったいない気がして2人で旅行をすることにした。
『スペインどう?フランスよくない?モロッコもいいんじゃない?・・・』などなどいろんな都市が候補にあげられたけれど、
結局2人でビーチでのんびり過ごそうよ?ということになり、
シチリアに決定!!
早速、自分たちでチケットを手配し、宿を捜しました。宿はビーチ近くのB&Bに決定。
値段も手ごろで、英語が通じる。そしてインターネットに乗っていた部屋から見た風景がとてもきれいだったという理由で決定。
さてさて、準備万全。
あとは出発のみという日の前日に突然の風邪
普段、風邪なんてひかない私がここにきて風邪。。。
熱も咳もあまりにもひどいのでキャンセルもしようかと考えたけど、
市販の風邪薬と解熱剤と気合で。
はい、もうここまできたら、気合で旅立っちゃった。。。
飛行機に乗って自分の席につくと、そこは、年配の方のツアーの真ん中付近。初めての海外なのかやたらテンションが高い。。。
さらに目の前にあるリモコンの使い方が分からないらしく、適当にボタンを連打、
何度もフライトアテンダントを呼び出すボタンを押しては、やや迷惑そうに(しかし、笑顔で(笑))
何度もフライトアテンダントさんがやってきては説明を繰り返していた。
そんな中で体調不良の私が寝れるわけもなくゴホゴホと何度も咳き込み、
咳止めの薬を飲みながら早く到着することだけを考えていた。
ようやく待ち合わせであるヒースロー空港に到着。
ヒースローは世界最大の空港だけあって広い!!特に日本の航空会社は端?っこに到着するから出口まで遠い。
どこまであるくの???って感じ、病気の体にはこたえました。
そして、いよいよ感動の再会
10年ぶりだから、分からなくなってたらどうしよう。。。オロオロ
などと思っていたけど、そんな心配は全く必要なく、お互いに一目で発見することができハグハグ。
その感動も覚めやらぬまま、その足でみっちーがイギリス国内でとってくれた格安チケットで
シチリアへGO!!
シチリアに着いて予約していたB&Bへ着いた。
目の前に広がる真っ青な海、白いビーチを一望できるすてきなB&Bであった。
私たちは、2人で市街地を散策したりBarでお茶をしたりビーチで日焼けしたり市場で買ってきた新鮮な食材を使って
2人で料理したり、よるはちょっとおしゃれなレストランで、10年分の思い出話に花を咲せた。
それにしても、イタリア人はナンパ好きなのか、はたまた日本人好きなのか、
レストランで食べていても、ビーチで日焼けしてても、やたら遊びに行こうと誘ってくる。
それが大人も子供もなのだ。番号を差し出すウェイターもいた。
この幼児体系の私たちは彼らにいったいくつにみられているのだろと疑問を感じつつ、
イタリア人はあんな子供のうちから女を口説くすべを知っているのね。と感心してみたり。
しかーし、どいつもこいつも口説いてくる言葉がイタリア語。イタリアだから当然といえば当然なんだが
イタリア語なんてローマ字しかしらんのよ。
とりあえず、英語で断ってみる。
全く通じてない。。。
だから行かないっていってるのに?と英語でつたえるのだが、ジェスチャーとわけの分からないイタリア語で誘い続ける。
言葉が通じないのだからあきらめてくれればいいのに、あまりのしつこさに何度もB&Bへ無視して帰ったりした。
10年分の恋の話や近況報告や彼氏や旦那の話、いまやっている仕事のことなど
ほんとに10年も会っていなかったのかな?と思うほど、ほんとに自然で楽しくて素敵な時間を
すごすことができ、次に会うのはいつか分からないけれど、またいつか2人で旅行できたらいいね?といってシチリアをあとにした。
ところで、ただ同然で海外旅行に行ける方法があるとしたら、あなたは知りたくないですか?