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憧れて

私の10代からの憧れはアメリカへ行くことでした。
その為昼夜アルバイトを掛け持ちして必死で貯めた100万円で、21歳の時ついにアメリカ大陸横断ツアーに行けることになりました。
日本全国から集まったツアー参加メンバーは、同年代の学生から40代の学校の先生までバラエティ溢れる15人。
この15人でニューヨークからロサンゼルスまで、グレイハウンドバスに乗りアメリカ大陸を横断する53日間の旅に出たのです。
事件は色々起こりました。夜一人で飲みに行った男の子が何時になっても帰ってこなくて、みんな心配して大騒ぎしたり、酔いつぶれて道端で寝てしまった学校の先生が朝気づくと財布をとられていたり、ある女の子は現地の大学に通う日本の男の子と仲良くなり勝手にツアーを離れてしまったり。私自身は道を聞いただけでお金をよこせと追いかけられたり、レストランで食事をしていたら、すぐ隣に座っていた人が食い逃げをしてびっくりしたり、とにかく非日常の連続。
メンバーの大半が20代だったせいもあるけれど、ケンカしたり泣いたり笑ったり、向こう見ずなことをしたり。そして恋愛感情が生まれたり友情が芽生えたり。後半も過ぎるとてんでバラバラに行動しているようで、いつの間にか家族のような雰囲気になっていました。
今思い出しても、凝縮された熱い53日だったなぁ。はちゃめちゃだったけど、人生に置いて最も素晴らしい宝物の一つとなった旅でした。


ところで、ただ同然で海外旅行に行ける方法があるとしたら、あなたは知りたくないですか?
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